和名:ノコギリカミキリ
学名:Prionus insularis
大きさ:23〜48 mm
採集できる季節:5〜9
採集できる場所:奈良教育大学の図書館裏で採集されました。
説明:夜行性(やこうせい:夜にかつどうする)です。写真は♂の写真です。ニセノコギリカミキリとよくにていますが、ニセの方は、触角(しょっかく)が短い(はねの半分くらいまで)です。また後肢(うしろあし)のけい節にたてミゾがありますので、これはノコギリカミキリです。

飛び立つ前で、はねをひらこうとしています。

北海道(ほっかいどう)、本州(ほんしゅう)、四国(しこく)、九州(きゅうしゅう)でみつかります。

かたちの

とくちょう

  • 黒っぽい茶色。
  • 触角は♂♀ともに12節あります。♂では上翅(じょうし)の3/4の長さ、♀では上翅の半分の位置まであります。
  • 触角の第3節が第1節よい明らかに長いのがとくちょう。ニセはやや長い程度
  • 複眼(ふくがん)の間(あいだ)は、複眼の幅(はば)の半分よりせまい。
  • 前胸背(ぜんきょうせ)は、はばが広く、前側とまん中にトゲを1対づつもつ。
  • 上翅(じょうし)は、強い点刻(てんこく)をたくさんもち、会合線(かいごうせん)の先端に小さい突起がある。
  • ♂では中肢と後肢のけい節にたてみぞ、♀では後肢のけい節の上側にたてみぞがある。
さんこうに

した本

原色昆虫大図鑑II (甲虫編)北隆館

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